鼻から胃カメラ体験記パート3

いよいよ 突入!
胃カメラ小僧は、進む。
前には、盛り上がった土手のようなものが見えてきた。

「ハイ、これが胃の入り口です。」

「先生、その赤い部分はなんですか?」

「ああ、これね。きれいに切れてますね。」
「これは、今盛り上がって見える部分がありますね。これが胃と食道の弁の役目を果たしているんですが、こうして盛り上がってヘルニアになって、きっちり閉まらなくなっています。年齢とか食べすぎ、飲みすぎが原因ですね。」

「飲みすぎ・・・・・か」

「ここが閉まらなくなると、胃液が食道に逆流して、こうして傷をつけるんですよ」

「せんせい!それって、癌にならないんですか・・」思わず、声が上ずる。

「うーん、ならないって断定はできません。放っておくとなることもありますよ」

画像

「それでは、胃の中にはいります。」

土手を乗り越え、胃カメラ小僧はライトを輝かせながら、どんどん進む。
カメラからの映像では、きれいに襞が壁にはっている。本当に鍾乳洞の中のようだ。ぬめりがライトの明かりに反射する。

泡のようなものがある。
「先生、その泡のようなもの、何ですか?」
「ああ、これね。泡ですよ。水を掛ければ消えますよ}
「?????」

先端から水が噴射される。
シュッ!!
「冷たい!」って感じるわけはないのに、なんとなく肩をすくめる。

「これが、胃壁の上部です。この辺によく癌ができるんですよ」
「フムフム」

カメラ小僧は、なめるように胃壁を映し出す。
「ほら、きれいなところは、血管がきれいに見えるでしょう」
「はいはい」

「う ん ん ん・・・・」と先生。カメラ小僧が止まる。

「うん???」と私。

「ここは、下の血管がうまく見えていないですね。」
「ドキッ・・・」

「若干ジュクジュクしていますね。」
「はい・・・・・・」息を呑む。

「こういうところが潰瘍になりやすいんですよ」
「で、そこは???」

「多分大丈夫でしょうが、一応組織をとってみましょう」

看護士になにやら指示を出す。
くだんの看護士さん、細くて長い管を先生に渡す。

先生は、マイクロスコープの黒いチューブの中に細い管を差し込み、ずんずん入れていく。

ん?カメラ小僧の先端からはさみみたいなモノが顔を出す。
ザクッっていう感じで肉がとられる。
「痛いっつ・・・」ってことは有りません。

ずるずると引き出された管をポリエチレンの袋に入れて、組織確保は終わり。あっという間の時間でした。

それでは、引き上げマース。との声で、カメラ小僧はずるずると、名残惜しそうに退却。

最後は、鼻の穴からぴょんと飛び出し、これで終了。

鼻の穴が大きくなったのかな、と思ったけれどそんなことはありませんでした。

痛くないし、苦しくないし、しゃべることもできるし、絶対お勧めですよ。

ちなみに、この施術法、実施できる病院、というよりは医師が、まだまだ数が少ないのです。
私は、静岡赤十字病院でやりました。内科部長のK先生でした。


定期健康診断のバリウムによる胃の検査よりも、最初から「鼻から胃カメラ」をお勧めしますよ~。


















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この記事へのコメント

ジャッカル
2006年04月12日 11:05
今度は下からの内視鏡もお勧めですヨ。最近はやってないけど通算8回はやってるかなー。何が大変って内視鏡そのものより、その前の2ℓの下剤を飲むのと、トイレの回数が大変なんです。

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